グーグルフォームとスプレッドシートの連携方法

グーグルフォームとスプレッドシートの連携方法

スプレッドシート上級とは何か

スプレッドシート上級とは、ExcelGoogleスプレッドシートなどの表計算ソフトウェアにおいて、基本的な関数や操作を習得し、それ以上に応用的な使い方をすることができる人を指します。

上級者になるためには、関数の活用方法やデータの分析方法、自動化やプログラミングの知識が必要になってきます。

スプレッドシート上級を習得することで、ビジネスやプライベートでの作業効率が向上し、多くの場合、業務において他の人との差別化につながることが期待できます。

グーグルフォームとスプレッドシートの連携方法

グーグルフォームは、アンケートや申し込みフォームなどを作成するためのツールです。フォームの作成が終わると、回答結果は自動的にスプレッドシートに記録されます。

スプレッドシートで受け取った回答を集計したり、グラフ化したりすることで、より詳細な分析ができるようになります。このように、グーグルフォームとスプレッドシートを連携して利用することで、業務効率や情報の収集・分析が大幅に向上します。

シーン1. アンケート回答を自動的に集計する

グーグルフォームを作成し、回答受付期間を設定すると、回答結果は自動的にスプレッドシートに記録されます。スプレッドシートで回答を集計することで、共通している回答や反応などを簡単に把握することができます。

例えば、ある飲食店が「新メニューについてのアンケート調査」を実施した場合、多くの人が望んでいる食品やドリンク、価格帯などが把握でき、結果をもとにメニュー改定や販促活動に生かすことができます。

シーン2. タイムスケジュールを共有し、自動で休暇承認

グーグルフォームで提出した「休暇申請フォーム」をもとに、スプレッドシートで申請状況を管理し、共有することができます。また、入力された日程や申請理由をもとに、自動で承認するルールを設定することができます。

例えば、ある企業が「有給申請フォーム」を提出した場合、スプレッドシートを参照することで、既に有給を申請している人がいないかや、その人が休暇を取得している期間に誰か代わりに仕事をできる人がいないかを確認し、自動で承認することができます。

シーン3. キャンペーンへの応募状況を自動管理

グーグルフォームを使ってキャンペーンへの応募フォームを作成し、スプレッドシートに記録することで、集計や抽選などを自動で行うことができます。

例えば、ある企業が2019年に「クリスマスキャンペーン」を実施した場合、グーグルフォームで応募情報を受け付け、スプレッドシートに記録することで、集計・抽選・当選者への連絡作業を自動化することができます。

補足的な情報

グーグルフォームとスプレッドシートを紐付けることで、フォームの回答結果を自動で収集することができます。ただし、紐付けをする方法にはいくつかあり、どの方法を使うかで自動化の度合いが変わってきます。

  1. フォームの作成画面から「回答先」を設定する。
  2. スプレッドシートで新規シートを作成し、「=IMPORTRANGE」の関数を使って情報を受け取る。
  3. Google Apps Scriptを使って、フォーム送信時にスプレッドシートに情報を送信する。

また、グーグルフォームには、ページ分割や複数の回答タイプの設定など、細かなカスタマイズが可能です。これらをうまく活用することで、より充実したフォームを作成することができます。

まとめ

グーグルフォームとスプレッドシートを連携することで、業務の効率化や情報収集・分析が容易になります。上級者になるためには、スプレッドシートの関数やデータ分析方法を習得することが重要です。また、細かなカスタマイズや自動化を行うには、Google Apps Scriptの知識が必要となります。