マクロの記録と実行方法
マクロとは?
マクロは、ExcelやGoogleスプレッドシートなどの表計算ソフト内で、自動的に何らかの操作を実行するためのプログラムのことです。
マクロを利用することで、同じような作業を繰り返す必要がある場合や、作業の手順を間違えたくない場合などに、手間やミスを減らすことができます。
また、マクロを利用することで、膨大なデータを扱う際にも作業効率を大きく向上させることができます。
マクロの記録方法
スプレッドシート上でマクロを利用するには、まずマクロの記録を行う必要があります。
マクロに記録する操作を実行します。
「ツール」→「マクロ」→「新しいマクロの記録」をクリックします。
「マクロの名前」を入力します。
「ショートカットキー」を設定します。省略可能。
「このマクロを保存する」を選択します。
「保存する場所」を選択して、「保存」をクリックします。
操作を続け、終了したら「ツール」→「マクロ」→「マクロの停止」をクリックします。
マクロの実行方法
マクロを記録したら、実際にマクロを実行することができます。
「ツール」→「マクロ」→「マクロを実行」をクリックします。
実行したいマクロを選択して、「実行」をクリックします。
また、先述したように、「ショートカットキー」を設定することで、手軽にマクロを実行することもできます。
マクロでできること
マクロを利用することで、下記のようなことができます。
- 操作の自動化
- データの整形や集計などの処理
- データの入出力の自動化
- フォーマットの統一
マクロの記録上の注意点
マクロの記録を行う際には、下記のような点に注意する必要があります。
高速化のために、セルレンジをまとめて操作することが多いため、テキストなどが入っているセルに対して操作を行うと、意図しない動作になることがあります。そのため、記録にはデータを入力した後に操作する方が良いでしょう。
同様に、操作中に意図しない箇所にマウスカーソルが合ってしまう場合もあります。そのため、マウスを少しでも動かさないよう、キーボードだけで全ての操作を行うようにしましょう。
まとめ
表計算ソフトであるExcelやGoogleスプレッドシートには、マクロという自動化ツールがあります。
マクロを活用することで、作業の自動化や作業効率の向上、作業ミスの軽減など、多彩な効果が期待されます。
しかし、記録時には注意点があるため、適切な使い方を心がけましょう。