IMPORTRANGE - データを自動的に更新することができます。

IMPORTRANGEを使ってできること

Google Sheetsは、複数の人が同時に編集できるオンラインスプレッドシートです。しかし、複数人が編集する場合、入力した情報が整合性を欠いたり、データが壊れたりすることがあります。この問題を解決するために、IMPORTRANGE関数が用意されています。

IMPORTRANGE関数は、別のスプレッドシートのデータを自動的に取得して、現在のスプレッドシートに反映します。データは、スプレッドシートの範囲を指定することで取得できます。これにより、データの入力、更新、修正を自動的に取り込むことができます。

IMPORTRANGEの詳細

構文

IMPORTRANGE(spreadsheet_url, range_string)  

引数

  • spreadsheet_url: 取り込むスプレッドシートのURL。
  • range_string: 取り込む範囲を指定する文字列。A1表記で指定することもできます。

戻り値

指定した範囲の値が返されます。

注意点

  • 使用するには、取り込むスプレッドシートにアクセスする権限が必要です。
  • 引数として取り込む範囲は、公開範囲が許可されている必要があります。
  • アクティブなユーザーアカウントでアクセスできるように、取り込むスプレッドシートを公開する必要があります。

IMPORTRANGEが役立つシーン

1. 別チームのスプレッドシートのデータを共有する

IMPORTRANGE関数を使えば、別のチームが管理するスプレッドシートのデータを、手動でコピー&ペーストする必要なく、自動的に取り込むことができます。たとえば、生産管理システムのスプレッドシートのデータを製品開発チームが取り込んで、その内容を販売に活かせるなど、チーム間の情報共有がスムーズに進むことが期待できます。

2. 複数人で共有するデータを統一する

複数人が同時に編集するスプレッドシートでは、手動で入力した情報が無駄に上書きされることがあります。この問題を解決するために、IMPORTRANGE関数を使えば、複数のスプレッドシートのデータを自動的に取り込んで、共有するスプレッドシートの情報を一元化できます。たとえば、複数の店舗で売り上げを管理する場合、各店舗のスプレッドシートのデータを自動的に取り込んで、全店舗の売り上げの情報をまとめあげられます。

3. 複数のスプレッドシートのデータを統合する

IMPORTRANGE関数を使えば、複数のスプレッドシートのデータを自動的に統合できます。たとえば、複数の生産ラインで生産された製品の情報を自動的に取り込んで、全製品の在庫情報をまとめあげることができます。さらに、IMPORTRANGE関数とVLOOKUP関数を組み合わせることで、多数のスプレッドシートを統合したデータから必要な情報を取り出すことができます。

補足情報

  • IMPORTRANGE関数を使えば、データの取り込みは自動的に行われますが、取り込んだデータを整形したい場合は、手動で編集する必要があります。
  • IMPORTRANGE関数を使えば、スプレッドシート内でデータを移動する場合でも、関数を使用しているため、情報が自動的に更新されます。
  • IMPORTRANGE関数は、Googleスプレッドシートのパワーを最大限に利用することができます。たとえば、IMPORTRANGE関数を使えば、複数のスプレッドシートのデータを自動的に統合して、ビジネスに必要な情報を取り出すことができます。

まとめ

IMPORTRANGE関数を使えば、別のスプレッドシートのデータを自動的に取り込むことができます。これにより、チーム間の情報共有がスムーズに進み、データの整合性を保つことができます。さらに、複数のスプレッドシートのデータを統合して、必要な情報を取り出すことができます。IMPORTRANGE関数を使って、スムーズにビジネスを進めましょう。