IMPORTRANGEとは?
IMPORTRANGEとは、Google Sheetsにある関数の一つで、別のGoogle Sheetsファイルの特定の範囲のデータを取り込み、自分のスプレッドシートに表示することができます。他のGoogle Sheetsファイルにあるデータを必要な範囲に限定したい場合や、多くのデータがある場合に便利な機能です。
IMPORTRANGEの使い方
IMPORTRANGEの使い方はとても簡単です。以下のように、IMPORTRANGE関数を入力し、取り込みたいデータのGoogle SheetsファイルのURLと範囲を指定するだけです。
=IMPORTRANGE("https://docs.google.com/spreadsheets/d/xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx", "Sheet1!A1:D20")
これにより、取り込みたいGoogle SheetsファイルのURLをダブルクオーテーションでくくり、範囲もシート名を指定して、行列範囲で取得することができます。
IMPORTRANGEのメリット
- 別のGoogle Sheetsファイルにあるデータを自分のスプレッドシートに取り込むことができる。
- 取り込む範囲を自由に指定することができるため、不必要なデータを取り込むことを回避できる。
- 取り込み元のデータが更新されると、自分のスプレッドシート上のデータも同時に更新されるため、常に最新の情報を取得できる。
特定の条件下でデータをフィルタリングすることができます。
IMPORTRANGEの便利な機能の一つは、特定の条件下でフィルタリングすることができる点です。これにより、必要なデータのみを取り込むことができます。
条件を指定する方法
フィルタリングしたい場合は、IMPORTRANGE関数にFILTER関数を組み合わせることで実現できます。以下は、あるシートの中で、「売上」列が10000円以上のデータだけを取り込む場合の例です。
=FILTER(IMPORTRANGE("https://docs.google.com/spreadsheets/d/xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx", "Sheet1!A1:D20"),IMPORTRANGE("https://docs.google.com/spreadsheets/d/xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx", "Sheet1!C1:C20")>=10000)
この例では、IMPORTRANGE関数で別のGoogle Sheetsファイルから情報を取り込んでいます。FILTER関数を使って、「売上」列が10000円以上のデータだけを取得しています。条件を複数設定したい場合は、FILTER関数に複数の条件を指定することができます。
WHERE句を使う方法
IMPORTRANGE関数と一緒にWHERE句を使用することで、データをフィルタリングすることもできます。以下は、売上が8000円以上の場合に、名前、年齢、売上だけを取り込む場合の例です。
=QUERY(IMPORTRANGE("https://docs.google.com/spreadsheets/d/xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx", "Sheet1!A1:C20"), "SELECT A, B, C WHERE C >= 8000")
この例では、QUERY関数を使用しています。クエリ内でWHERE句を使用して、8000円以上の売上を持つデータのみを取得しています。
まとめ
IMPORTRANGEは、Google Sheetsで複数のファイルを扱う場合に非常に役立つ機能の一つです。他のGoogle Sheetsファイルから必要な情報を指定した範囲で取り込むことができ、条件を指定することで、必要なデータのみを取得することができます。フィルタリングには、FILTER関数、QUERY関数などを使用することができます。IMPORTRANGEを活用することで、重要なデータにアクセスしやすくなり、ビジネスの効率化に貢献することができます。