スプレッドシートは、企業での業務や個人の日常生活で、よく活用されます。そして、数値データを扱うことが多いです。例えば、売上データや予算データ、費用データなど、業務用途でのスプレッドシートでは、数値が中心に扱われます。
しかし、中には数値からテキストに変換する必要がある場合もあります。例えば、日付を表記するときに、数字のままだと読みにくいため、テキストに変換して表示することがあります。
このように、スプレッドシートでは、数値からテキストに変換するコマンドが用意されています。
役立つ場面
数値からテキストに変換するコマンドは、以下のような場面で役立ちます。
- 日付データをテキストに変換するとき
- 数値データを丸めて表示するとき
- 数値データを文字列として比較するとき
たとえば、日付データをテキストに変換すると、以下のようになります。
=TEXT(A2,"yyyy/mm/dd")
これによって、数値で表現された日付データを、「年/月/日」という形式のテキストに変換することができます。このように、テキストに変換することで、数値データを見やすくして、処理しやすくすることができます。
具体的なコマンド
数値からテキストに変換するときに使用する具体的なコマンドは、以下の通りです。
TEXT
TEXT関数を使用することで、数値からテキストに変換することができます。
=TEXT(A2,"0.00")
この式では、A2セルの値を小数点以下2桁まで表示して、数値からテキストに変換しています。このように、数値を小数点以下何桁まで表示するかを指定することができます。
CONCATENATE
CONCATENATE関数を使用することで、数値データをテキストに変換することができます。
=CONCATENATE(A2,"円")
この式では、A2セルの値に「円」という文字列を結合して、テキストに変換しています。このように、CONCATENATE関数を使用することで、数値データを自由な形式のテキストに変換することができます。
DOLLAR
DOLLAR関数を使用することで、数値データを通貨形式のテキストに変換することができます。
=DOLLAR(A2,"$#,##0.00")
この式では、A2セルの値をドル通貨形式で表示して、テキストに変換しています。このように、DOLLAR関数を使用することで、数値データを通貨形式のテキストに変換することができます。
補足的な情報
- スプレッドシートでは、数値からテキストに変換するコマンドのほかにも、テキストから数値に変換するコマンドもあります。
- スプレッドシートでは、日付や時刻のデータをテキストに変換するための多様な文法が利用できます。
まとめ
スプレッドシートで数値を扱うときに、数値からテキストに変換することが必要な場合があります。このときに使えるコマンドは、TEXT関数、CONCATENATE関数、DOLLAR関数などがあります。これらのコマンドを使うことで、数値データを自由な形式のテキストに変換することができます。数値データを見やすくして、処理しやすくするために、数値からテキストに変換するコマンドを上手に活用しましょう。