ピボットテーブルとは？
ピボットテーブルとは、大量のデータから必要な情報を抽出し、集計・分析するための機能である。ピボットテーブルは、必要な要素を組み合わせて、新しい表を作成するための機能である。
例えば、製品別の売上データから、製品ごとの売上高や利益率を計算したいときに、ピボットテーブルを使うことができる。ピボットテーブルでは、製品名を行に、売上や利益率を列に、それぞれの交点に総売上や平均利益率を表示することができる。
ピボットテーブルを使うことで、多量のデータを簡単に集計・分析することができる。また、ピボットテーブルは、入力データに変更を加えると自動的に更新されるため、管理が容易である。
ピボットテーブルの作成方法
ピボットテーブルを作成するためには、まずデータを入力する必要がある。データを入力したら、以下の手順でピボットテーブルを作成することができる。
1. データの範囲を設定する
まず、ピボットテーブルを作成する範囲を設定する必要がある。設定方法は以下のとおりである。
- データを含む範囲を選択する。
- メニューから「データ」 -> 「ピボットテーブル」を選択する。
- 「範囲」欄に選択した範囲が自動的に設定される。
2. ピボットテーブルの作成方法を選択する
次に、ピボットテーブルの作成方法を選択する必要がある。選択できるオプションは以下のとおりである。
- 列フィールド
- 行フィールド
- 値フィールド
- フィルターフィールド
それぞれのオプションは以下のような意味を持つ。
- 列フィールド：データを表示する列を選択する。
- 行フィールド：データを表示する行を選択する。
- 値フィールド：データを集計する値を選択する。
- フィルターフィールド：データをフィルタリングするための条件を設定する。
3. ピボットテーブルを作成する
最後に、選択したオプションに従って、ピボットテーブルを作成することができる。
- 「行」に必要なフィールドをドラッグアンドドロップし、行を追加する。
- 「列」に必要なフィールドをドラッグアンドドロップし、列を追加する。
- 「値」に必要なフィールドをドラッグアンドドロップし、集計する値を追加する。
- 「フィルター」に必要なフィールドをドラッグアンドドロップし、データを絞り込む条件を設定する。
これで、ピボットテーブルが作成され、必要な情報を取得することができる。
ピボットテーブルの活用方法
ピボットテーブルを活用することで、大量のデータから必要な情報を簡単に取得することができる。以下に、ピボットテーブルを活用するための一例を紹介する。
1. 製品別売上高の集計
製品別の売上データがある場合に、製品ごとの売上高を集計することができる。
- 「列」に「製品名」を、
- 「値」に「売上高」を追加する。
- 「値フィールドの設定」から「集計」を「合計」に設定する。
2. 月別売上高の集計
月別の売上データがある場合に、月ごとの売上高を集計することができる。
- 「行」に「売上月」を、
- 「値」に「売上高」を追加する。
- 「値フィールドの設定」から「集計」を「合計」に設定する。
3. 製品別利益率の集計
製品別の売上データと原価データがある場合に、製品ごとの利益率を集計することができる。
- 「行」に「製品名」を、
- 「値」に「売上高」と「原価」を追加する。
- 「値フィールドの設定」から「集計」を「売上高」、「原価」それぞれに設定する。
- 「列」に「利益率」を追加し、数式を作成する。「列」と「値」を選択し、「値」フィールドの設定から「集計」を「利益率」に設定し、「数式」をクリック。「売上高」から「原価」を引いた式を追加する。
まとめ
スプレッドシートは、表形式でデータを管理し、計算や集計、グラフ化などの作業を行うことができるツールである。ピボットテーブルは、大量のデータから必要な情報を抽出し、集計・分析するための機能であり、多量のデータを簡単に集計・分析することができる。ピボットテーブルは、入力データに変更を加えると自動的に更新されるため、管理が容易である。ピボットテーブルを活用することで、業務効率を向上させ、ビジネスの意思決定のための重要な情報を取得することができる。
