あるスプレッドシートから特定のデータのみをコピーすることができます。
IMPORTRANGEとは?
IMPORTRANGEは、Google Sheetsの便利な機能の1つです。この機能を使用すると、アカウントを共有している別のスプレッドシートからデータをインポートすることができます。この機能により、コピーして貼り付ける手間を省くことができます。
次のように使用することができます。
=IMPORTRANGE("スプレッドシートのURL"; "シート名!データの範囲")
スプレッドシートのURL以外の部分には、別のスプレッドシートからコピーしたいデータの範囲を指定します。スプレッドシートのURLは、コピー元のスプレッドシートのWebアドレスです。たとえば、次のようになります。
=IMPORTRANGE("https://docs.google.com/spreadsheets/d/1aBcDeFgHiJkLmNOpQrStUvWxYz/edit#gid=0"; "Sheet1!A1:C10")
IMPORTRANGEを使ってできること
1. データのバックアップ
IMPORTRANGEを使って、あるスプレッドシートのデータを定期的にバックアップすることができます。例えば、毎朝9時に更新されるスプレッドシートがあるとします。このスプレッドシートの特定の範囲のデータを毎日自動的に別のスプレッドシートにコピーすることができます。そうすることで、パソコンが故障した場合や、スプレッドシートを誤って削除してしまった場合でも、バックアップからデータを取り戻すことができます。
2. 他の数値データに適用する
別のスプレッドシートにあるデータに応じて、計算する必要がある場合があります。例えば、あなたが売上と利益の両方の数字を持っているが、別のデータを取得する必要がある場合などです。IMPORTRANGEを使って、対象の数値データを他の場所にコピーすることができます。こうすることで、必要な数値データを1つのスプレッドシートにまとめることができます。
3. 大量のデータを処理する
たくさんのデータをもつスプレッドシートで、特定の情報だけを取得したい場合があります。この時、IMPORTRANGEを使うことで、特定の列を選択しながら、それ以外の列を削除することができます。スプレッドシートの表示がスッキリし、必要なデータだけが残ります。
4. 多言語の文書を翻訳する
IMPORTRANGEを使って、多言語のドキュメントを翻訳することができます。別のスプレッドシートに、翻訳する前の文書がある場合、もう1つのスプレッドシートには翻訳後の文書があります。その場合には、IMPORTRANGEを使って翻訳前の文書を翻訳後の文書に転送することができます。これにより、確認や編集しやすくなり、翻訳作業を効率的に行うことができます。
まとめ
IMPORTRANGEを使うことで、スプレッドシートのデータのインポートが簡単になります。IMPORTRANGEを使ったバックアップ、他の数値データに応じた計算、必要なデータの選択、多言語の文書の翻訳など、多様な用途に使うことができます。データの処理能力を高めるために、IMPORTRANGEを活用してください。