スプレッドシートで見やすくするtips
スプレッドシートは、データの分析や計算に最適なツールです。しかし、大量の情報を扱うことが多いため、見やすく整理することが大切です。そこで、スプレッドシートで見やすくするためのtipsを紹介します。
自動入力のオプションの変更
スプレッドシートで入力する際、同じ文字列や数字が頻繁に登場する場合、手動で入力すると時間がかかります。そこで利用したいのが、自動入力機能です。
例えば、「月曜日」、「火曜日」、「水曜日」・・・といった曜日を入力する時、1つ入力しただけで残りの曜日を自動入力することができます。これには2つの方法があります。
1つ目は、続きを入力機能を利用する方法です。次に入力するセルを選択した状態で、先程入力したセルの右下の小さい四角い点をマウスでドラッグすると、続きを自動的に入力することができます。
2つ目は、入力した文字列や数字のオプションを変更する方法です。これにより、次に入力するセルに自動的に同じ文字列や数字を入力することができます。
具体的には、次の手順を実行します。
① セルに入力したい文字列や数字を入力する
② 入力したセルを選択し、右クリックします
③ 「キーボード ショートカットをコピー」をクリックし、ショートカットキーをコピーする
④ 次に入力するセルを選択し、セルをクリックしてから、ショートカットキーを入力する
これにより、次に入力するセルに自動的に同じ文字列や数字が入力されます。
セルの高さや幅を調整する
スプレッドシートで情報を見やすくするためには、セルの高さや幅を調整することが重要です。以下の方法でセルの高さや幅を調整することができます。
● セルの高さの調整
- 調整したい行を選択する
- 右クリックして「行の高さの自動調整」を選択する
- 行の高さが自動的に調整される
● セルの幅の調整
- 調整したい列を選択する
- 右クリックして「列幅の自動調整」を選択する
- 列幅が自動的に調整される
また、手動でセルの高さや幅を調整する場合は、縦方向には行の境界線をドラッグ、横方向には列の境界線をドラッグすることで調整できます。
行や列の色を設定する
スプレッドシートで多くの情報を扱う場合、同じ種類のデータをグループ分けすることが重要です。そのためには、行や列に色を設定することが効果的です。
● 行の色の設定方法
- 色を設定したい行を選択する
- 「書式」→「行」→「色を塗る」を選択する
- 色を選択する
● 列の色の設定方法
- 色を設定したい列を選択する
- 「書式」→「列」→「色を塗る」を選択する
- 色を選択する
このように、行や列に色を付けることで、関連するデータを見つけやすいようにすることができます。
データのフィルタリング
スプレッドシートで大量のデータを扱う場合、必要な情報を見つけるのに時間がかかることがあります。そこで活用したいのが、データのフィルタリングです。
フィルタリングを使うことで、条件に合わないデータを非表示にし、必要なデータだけを表示することができます。
● データのフィルタリング方法
- フィルターをかけたい列のヘッダーをクリックする
- 「データ」→「フィルター」→「フィルタービューを作成」を選択する
- 「条件」と「値」を指定して、「OK」をクリックする
こうすることで、指定した条件に一致するデータだけを表示できるため、必要な情報をすばやく見つけることができます。
グラフを作成する
スプレッドシートでデータを視覚化する最善の方法は、グラフを作成することです。グラフを作成することで、数値データを視覚的に見ることができ、データの特性についてより深く理解することができます。
● グラフの作成方法
- 表示したいデータを選択する
- 「挿入」→「グラフ」を選択する
- 表示形式を選択して、グラフを作成する
グラフの種類は、縦棒グラフ、横棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフなどがあります。種類によって、データを視覚化する目的が異なるため、目的に合った種類を選ぶことが大切です。
まとめ
以上のように、スプレッドシートで効率的に情報を整理するためには、自動入力機能の活用やセルの高さや幅の調整、行や列の色の設定、データのフィルタリング、グラフの作成などが役立ちます。これらの使い方を覚えて、スプレッドシートをより効率的に活用して、さらなる業務効率化を図りましょう。