スプレッドシートで見やすくするtips - ハイパーリンクの利用 -
概要
スプレッドシートは、データを整理・管理・計算するために使用されるツールです。しかし、情報の多いシートになると、それが見にくくなることがあります。そこで、ハイパーリンクの活用によって、スプレッドシートを見やすくする方法を紹介します。
ハイパーリンクとは
ハイパーリンクは、クリックすることで別の場所やファイルに移動するリンクのことです。スプレッドシートでも、セルや図形に対して、別の場所へのリンクを設定することができます。これによって、シート内での情報整理をより効率的に行えるようになります。
具体的なシーンでの活用例
以下に、ハイパーリンクを活用した具体的な例を紹介します。
1. 目次の作成
大量の情報があるシートで、目次を作成することがあります。この場合、目次の文字列にハイパーリンクを設定することで、目次から直接該当する箇所へジャンプすることができます。
2. 指示書の作成
工場や工事現場などで、大量の資産や部品を扱う場合、それらをスプレッドシートで管理することがあります。この場合、各部品ごとに詳細を記載した別シートへのハイパーリンクを設定することで、必要な情報に簡単にアクセスできます。
3. プレゼンテーション資料の作成
スプレッドシートを使ったプレゼンテーション資料を作成する場合も、ハイパーリンクを活用することができます。例えば、チャートに対して、別のシートに詳細データを記載したハイパーリンクを設定することで、プレゼンテーション中に必要な情報に簡単にアクセスできます。
ハイパーリンクの設定方法
ハイパーリンクを設定する方法は、以下の通りです。
1. セルを選択し、[Ctrl]+[K]を押す
注意:[Ctrl]はMacの場合[Command]キーへ変更
2. リンク先のURLやファイルを入力し、[OK]を押す
3. 設定したリンク先にジャンプするには、設定されたセルにカーソルを合わせ、[Ctrl]+[クリック]を押す
注意:[Ctrl]はMacの場合[Command]キーへ変更
補足情報
ハイパーリンクのクリックイベントによって、リンク先に遷移することもできますが、同時に別のセルへの移動や条件付き書式も適応することができます。また、リンク先にPDFファイルを指定することもできます。これにより、シート内でPDF資料を閲覧することもできます。
まとめ
スプレッドシートで情報を整理する際、ハイパーリンクを上手に活用すると、シートの見やすさが非常に向上し、作業効率を高めることができます。目次の作成や指示書の作成だけでなく、プレゼンテーション資料の作成にも、ハイパーリンクを活用した新しい方法が提供されています。ぜひ、ハイパーリンクを使いこなして、スプレッドシートで情報整理の効率化を図ってみてはいかがでしょうか。