データのフィルターと並び替えの使い方と設定方法

データのフィルターと並び替えの使い方と設定方法

はじめに

スプレッドシートは、データの整理・加工において非常に便利なツールです。その中でも、データのフィルタリングやソート機能は重宝されます。本記事では、スプレッドシート上級者であるあなたに向けて、より高度なフィルタリングやソートの方法を説明します。

データのフィルタリング

スプレッドシートにおいて、データのフィルタリングとは、特定の条件を満たす行だけを表示する機能のことです。フィルタリングは、さまざまな条件から行を選択できるため、大量のデータを処理するときに非常に便利です。

基本的なフィルタリング

スプレッドシートには、簡単なフィルタリング機能が備わっています。まず、データが入力された範囲を選択し、[データ]メニューから[フィルター]を選択します。その後、列見出しの三角形ボタンをクリックして、条件を選択できます。たとえば、ある数値列において「50以上の数値」を選択し、[OK]をクリックすると、その条件を満たす行だけが表示されます。

ユーザー定義のフィルタリング

上記の方法では、スプレッドシートにあらかじめ用意された条件しか使用できません。しかし、[データ]メニューの[フィルター]ボタンを押した後、下部にある[条件を追加]をクリックし、自分で条件を設定することができます。

文字列でのフィルタリング

文字列のフィルタリングは、特定のワードが含まれる行だけを表示する機能のことです。先ほど説明した基本的なフィルタリング機能を使用して、ある列に含まれる特定の文字列を含む行だけを表示することもできます。たとえば、「東京」というワードが含まれる行だけを表示したい場合、[フィルター]をクリックし、[条件を追加]から「含む」という条件を指定し、「東京」と入力します。

数値でのフィルタリング

数値のフィルタリングは、特定の数値や数値範囲に当てはまる行だけを表示する機能のことです。また、日付のフィルタリングも同様に行うことができます。たとえば、ある数値列において「50以上の数値」を選択し、[OK]をクリックすると、その条件に当てはまる行だけが表示されます。

データの並び替え

スプレッドシートには、データの並び替え機能も備わっています。並び替えは、特定の列を基準に行を昇順や降順で並び替えることができます。

基本的な並び替え

列見出しの三角形ボタンをクリックして、選択した列を昇順または降順に並び替えることができます。

複数列を基準に並び替え

複数の列を基準にして並び替えを行うこともできます。列見出しの三角形ボタンをクリックした後、[並び替え条件を追加]をクリックし、複数の列を指定します。たとえば、名前の順に昇順で、それが同じ場合は年齢の降順で並び替えるといった指定ができます。

関数を使った並び替え

関数を使って、数値や日付、文字列などを基準に行を並び替えることができます。たとえば、ある数値列において「最大値からの差」という項目を作成してそれを基準にして並び替えることができます。

まとめ

スプレッドシートには、データのフィルタリングや並び替え機能が備わっています。基本的な使い方だけでなく、ユーザー定義のフィルタリングや複数列を基準にした並び替え、関数を使用した並び替えなど、高度な処理も可能です。これらの機能を利用することで、より効率的にデータを整理・加工することができます。