ROUND:指定した数値を四捨五入する
ROUND関数とは?
ROUND関数は、ExcelやGoogleスプレッドシートで使える関数の1つで、指定した数値を四捨五入します。丸める桁数を引数で指定することができます。
=ROUND(数値, 桁数)
ROUND関数の使い方
ROUND関数を使用するためには、まず使いたいセルに関数を入力します。
例えば、A1セルに以下のように数値を入力した場合、ROUND関数を使用して小数点以下第2位まで表示したいと考えた場合を考えます。
A | |
---|---|
1 | 3.14159265359 |
この場合、B1セルに以下のようにROUND関数を入力します。
=ROUND(A1, 2)
このように、ROUND関数の第一引数に必要とする数値、第二引数には四捨五入したい桁数を指定します。上記の例では、A1セルの値を小数点以下第2位まで表示するように指定しています。
B1セルにこの関数を入力することで、A1セルの値を四捨五入して、小数点以下第2位まで表示することができます。
A | B | |
---|---|---|
1 | 3.14159265359 | 3.14 |
ROUND関数の具体的なシーン
ROUND関数は、請求書やレシートなどの金額計算を行った場合など、正確な金額を表示する必要がある場面で使用することができます。
例えば、以下のような表があるとします。
A | B | |
---|---|---|
1 | 商品名 | 価格 |
2 | 商品A | 3980.00 |
3 | 商品B | 4320.50 |
4 | 商品C | 2499.99 |
5 | 合計 | =SUM(B2:B4) |
この場合、合計金額の桁数を整えるためにはROUND関数を使用することができます。
=ROUND(SUM(B2:B4), 0)
このように、B列の商品価格の合計値を四捨五入して表示することができます。また、ROUND関数を利用することで、小数点以下を切り捨てることもできます。例えば、以下のような関数を使用することで小数点以下を切り捨てることができます。
=ROUND(SUM(B2:B4), 0)
→ 11900
=ROUND(SUM(B2:B4), -1)
→ 11900
この場合、第二引数を負の値にすることで小数点以下を切り捨てることができます。
補足的な情報
ROUND関数は、四捨五入以外にも切り上げや切り下げをすることもできます。ROUNDUP関数は、指定した数値を切り上げ、ROUNDDOWN関数は指定した数値を切り下げます。
=ROUNDUP(数値, 桁数)
=ROUNDDOWN(数値, 桁数)
また、ROUND関数を利用する際、第二引数に負の値を指定することで、指定した桁数に応じて整数部も丸められます。
まとめ
ROUND関数は、指定した数値を四捨五入するための関数で、ExcelやGoogleスプレッドシートで使用することができます。第一引数に数値、第二引数に丸めたい桁数を指定し、使用します。 請求書やレシートなどの金額計算を行った場合など、正確な金額を表示する必要がある場面で使用することができます。また、切り上げ・切り捨てにも対応したROUNDUP関数・ROUNDDOWN関数もあります。