OFFSET:指定した範囲からオフセット値に基づき、新しい範囲を取得する

スプレッドシートの便利関数と使い方

概要

スプレッドシートは、表計算やデータ分析、予算編成など多岐にわたる用途で使用される、Googleが提供しているオンラインの表計算ツールです。その中でも、関数という機能は非常に便利です。関数を使うことで、自動的に計算したり、条件に一致するデータを抽出したり、さまざまな処理を簡単に行うことができます。

スプレッドシートの基本的な関数

SUM

SUM関数は、指定されたセル範囲内の数値の総和を返します。セル範囲を逆にするとエラーが発生します。

例えば、セル範囲B2:B6の数値の総和を求める場合、以下のように入力します。

=SUM(B2:B6)  

AVERAGE

AVERAGE関数は、指定されたセル範囲内の数値の平均値を返します。セル範囲を逆にするとエラーが発生します。

例えば、セル範囲A2:A6の数値の平均値を求める場合、以下のように入力します。

=AVERAGE(A2:A6)  

MAX

MAX関数は、指定されたセル範囲内の最大値を返します。セル範囲を逆にするとエラーが発生します。

例えば、セル範囲B2:B6の最大値を求める場合、以下のように入力します。

=MAX(B2:B6)  

MIN

MIN関数は、指定されたセル範囲内の最小値を返します。セル範囲を逆にするとエラーが発生します。

例えば、セル範囲B2:B6の最小値を求める場合、以下のように入力します。

=MIN(B2:B6)  

COUNT

COUNT関数は、指定されたセル範囲内の数値や文字列の数をカウントします。空のセルはカウントされません。

例えば、セル範囲A2:A6のセルに入力されている数値や文字列の総数を求める場合、以下のように入力します。

=COUNT(A2:A6)  

IF

IF関数は、指定された条件に一致する場合には指定された値を、一致しない場合には他の値を返します。

例えば、セルB2の値が70以上であれば"合格"、そうでなければ"不合格"を表示する場合、以下のように入力します。

=IF(B2>=70,"合格","不合格")  

10. OFFSET

OFFSET関数は、指定したセル範囲からオフセット値に基づき、新しいセル範囲を取得します。以下のように使用します。

=OFFSET(基準セル, 行のオフセット, 列のオフセット, セル範囲の行数, セル範囲の列数)  

例えば、セル範囲B2:D6から、基準セルB2、行オフセット2、列オフセット1、行数3、列数2を指定して取得する場合、以下のように入力します。

=OFFSET(B2,2,1,3,2)  

この場合、取得するセル範囲は、D4:E6の範囲となります。

まとめ

スプレッドシートの関数は、表計算やデータ分析、予算編成などに欠かせない機能です。基本的な関数に加え、OFFSET関数を使うことで、より柔軟な範囲指定が可能になります。関数を使いこなすことで、よりスマートなデータ処理が可能になります。