MATCH:指定した値に一致する位置を返す

スプレッドシートの便利関数と使い方

スプレッドシートは、表計算を行うためのGoogleのサービスであり、ビジネスや個人の生活の中で幅広く使われています。その中でも、特に便利な関数を使えば、より効率的に作業が進みます。ここでは、スプレッドシートの便利関数と使い方を紹介します。

1. SUM:数値の合計を計算する

SUM関数は、数値を合計するために使われます。例えば、以下のように入力することで、セルA1からA5にある数字の合計を計算することができます。

=SUM(A1:A5)  

2. AVERAGE:数値の平均を計算する

AVERAGE関数は、数値の平均を計算するために使われます。例えば、以下のように入力することで、セルA1からA5にある数字の平均を計算することができます。

=AVERAGE(A1:A5)  

3. IF:条件によって値を返す

IF関数は、条件によって値を返すために使われます。例えば、以下のように入力することで、セルA1の値が10以上であれば「合格」と表示し、10未満であれば「不合格」と表示することができます。

=IF(A1>=10,"合格","不合格")  

4. CONCATENATE:複数の文字列を結合する

CONCATENATE関数は、複数の文字列を結合するために使われます。例えば、以下のように入力することで、セルA1に「Hello」と、セルB1に「World」と入力されている場合、両方のセルの値を結合して「Hello World」と表示することができます。

=CONCATENATE(A1," ",B1)  

5. VLOOKUP:値を検索し、関連する値を取得する

VLOOKUP関数は、特定の値を検索し、関連する値を取得するために使われます。例えば、以下のように入力することで、セルA1にある商品コードと一致する商品名を、別のテーブルから取得することができます。

=VLOOKUP(A1,商品テーブル,2,FALSE)  

6. INDEX:範囲内の値を取得する

INDEX関数は、範囲内の値を取得するために使われます。例えば、以下のように入力することで、セルA1からA10にある数字のうち、5番目の数字を取得することができます。

=INDEX(A1:A10,5)  

7. MATCH:指定した値に一致する位置を返す

MATCH関数は、指定した値に一致する位置を返すために使われます。例えば、以下のように入力することで、セルA1からA10にある数字の中で、値「5」に一致する位置を取得することができます。

=MATCH(5,A1:A10)  

MATCH関数:指定した値に一致する位置を返す

MATCH関数は、スプレッドシートで特定の値に一致する位置を取得するために使われます。

使い方

MATCH関数は、以下のように入力します。

=MATCH(search_key, range, [match_type])  
  • search_key:検索したい値を指定します。
  • range:検索範囲を指定します。
  • match_type:検索方法を指定します。1を指定すると範囲内で最も小さい値に一致するもの、0を指定すると完全一致するもの、-1を指定すると範囲内で最も大きい値に一致するものを取得します。match_typeを指定しない場合は、1になります。

具体的なシーン

例えば、以下のような入力があった場合に、MATCH関数を使って特定の商品コードに対応する商品名を取得することができます。

商品コード 商品名
001 Tシャツ
002 ジャケット
003 ズボン

検索したい商品コード「002」に対応する商品名を取得するには、以下のように入力します。

=MATCH("002",A2:A4,0)  

A2からA4に対して、完全一致する値を検索し、その位置(2)が返されます。それを使って、以下のように商品名を取得する式を作成することができます。

=INDEX(B2:B4,MATCH("002",A2:A4,0))  

補足的な情報

MATCH関数は、インデックス関数やVLOOKUP関数とともに使われることが多いです。これらの関数を組み合わせることで、より効率的にデータを検索することができます。

また、MATCH関数は文字列に対応しているため、数値だけでなく文字列の検索にも使えます。

まとめ

スプレッドシートの便利関数と使い方を紹介しました。これらの関数を使うことで、表計算をより効率的に行うことができます。また、MATCH関数は特定の値に一致する位置を取得するために使われる関数であり、データの検索に大変役立ちます。