IF:論理式に基づき、結果を返す

IF関数:論理式に基づき、結果を返す

IF関数は、論理式に基づいて、真偽情報をチェックして、該当する場合はあなたが指定する値を、そうでない場合は別の値を返します。これは、非常に便利な関数であり、特に条件分岐を行いたい場合に非常に役立ちます。

使い方

IF関数は、以下の構文に従います。

= IF(論理式, 真の場合の値, 偽の場合の値)  

論理式は、真偽値を評価するための式であり、真の場合の値が返されます。偽の場合の値は、論理式が偽の場合に返されます。

例えば、次のIF関数は、A2が100より大きい場合に「大きいです」という値を返し、そうでない場合に「小さいです」という値を返します。

= IF(A2 > 100, "大きいです", "小さいです")  

具体的なシーン

IF関数の一般的な使用例は、条件付き書式です。たとえば、あなたが特定の条件に基づいてセルを書式設定したい場合、条件付き書式を使用して、自動的に書式を適用できます。

例えば、次のシートは、A列が"Yes"という場合に、B列が緑色になるように設定されています。

IF関数を使用することにより、より動的な条件付き書式を作成できます。たとえば、以下のような式を使用して、セルの値と比較して書式を設定できます。

=IF(A2 = "Yes", "background-color:green", "")  

補足的な情報

IF関数は、ネストされたIF関数によってさらに強力になります。たとえば、以下のシートは、A列の値に応じて、B列に1、2、3のいずれかを返します。

以下の式では、最初にA列の値が50より大きい場合に、2を返します。そうでない場合、A列の値が25より大きい場合に、1を返します。それ以外の場合、0を返します。

= IF(A2 > 50, 2, IF(A2 > 25, 1, 0))  

まとめ

IF関数は、スプレッドシートで最も一般的に使用される関数の1つであり、条件分岐や条件付き書式に非常に役立ちます。また、IF関数のネストを使用することにより、より複雑な条件分岐に対応できます。IF関数をうまく使いこなすことで、より便利なスプレッドシートを作成できます。