セルに入力規則を設定する(ドロップダウンリスト・日付など)

スプレッドシートのセルには、様々な種類の入力内容があります。たとえば、文字列、数値、日付、時刻、URL、メールアドレスなどです。しかし、時には、データの正確性や整合性を維持するために、入力内容に制限を加えたい場合があります。

そのような場合には、セルに入力規則を設定することができます。入力規則は、入力内容の形式や範囲などを定義することができる機能で、誰でも簡単に設定することができます。

具体的な入力規則

ドロップダウンリスト

ドロップダウンリストは、特定の選択肢から選択することができるようにする機能です。例えば、セルに「男性」「女性」という選択肢を設定し、ユーザーはその中から選択することができます。以下が、その設定方法です。

  1. 入力規則を設定したいセルを選択します。
  2. 「データ」タブを選択し、「データの検証」をクリックします。
  3. 条件を「リストから選択」に設定し、作成したリストの範囲を指定します。
  4. OKボタンをクリックします。

設定したドロップダウンリストが、セルに表示されます。

日付

日付の入力を制限する場合には、入力規則を設定することができます。ここでは、2021年1月1日から2021年12月31日の中から選択されるように設定してみます。以下が、その設定方法です。

  1. 入力規則を設定したいセルを選択します。
  2. 「データ」タブを選択し、「データの検証」をクリックします。
  3. 条件を「日付」に設定し、開始日と終了日を指定します。
  4. OKボタンをクリックします。

設定した日付範囲内の日付だけが、セルに入力できるようになります。

役立ちシーン

入力規則は、データの正確性や整合性を維持しなければならない場面で特に役に立ちます。例えば、次のような場面です。

  • セルに入力する値の範囲を限定する必要がある場合。
  • セルに入力する値が、固定の選択肢の中から選ぶ必要がある場合。
  • セルに入力する値が、日付や時間である必要がある場合。

入力規則を設定することで、ユーザーが入力するデータを正確に管理することができるようになります。

補足的な情報

入力規則は「データの検証」から設定できますが、スプレッドシートには他にも便利な機能があります。たとえば、関数やピボットテーブル、マクロなどがあります。

また、入力規則は、条件式を使って設定することもできます。例えば、「A1セルに入力した値が10以上である場合に、B1セルに入力することができる」といった条件を設定することができます。

まとめ

スプレッドシートには、入力規則という機能があります。入力規則を設定することで、セルに入力されるデータの精度や整合性を維持することができます。具体的には、ドロップダウンリストや日付制限などを設定することができます。入力規則は、データの管理に役立つ便利な機能です。