TIME:指定した時間から時刻を作成する
概要
TIME関数は、指定した時間から時刻を作成する関数です。この関数を使用すると、時間と分を指定して時刻を作成することができます。この関数はDATE関数と同様に、時間単位で計算を行うために使用することができ、ExcelやGoogleスプレッドシートでよく使用されています。
使い方
TIME関数の書式は以下の通りです。
=TIME(hour, minute, second)
hourには時を、minuteには分を、secondには秒を指定します。秒の指定は必須ではありません。また、hour、minute、second はすべて整数で指定する必要があります。
=TIME(9,30,0)
上記の式は、9時30分の時刻を作成する関数です。secondを省略した場合、0として扱われます。
便利な使い方
時間の集計
TIME関数を使用すると、時刻を扱うことができます。これは、出勤時間や退勤時間、勤務時間がわかっている場合に便利です。これらの情報をもとに、勤務時間や残業時間、労働時間を計算することができます。
=TIME(8,0,0)+TIME(9,30,0)
上記の式は、8時と9時30分の時間を足し合わせて17時30分を計算する過程を表しています。
時間の変換
時刻は数値として扱われます。TIME関数を組み合わせることで、時刻の数値表現を変換することができます。例えば、時刻を小数に変換する場合は以下のように記述します。
=(TIME(9,30,0))/24
上記の式は、9時30分を 0.395833333という数値に変換する式です。24で割ることによって、1日を1として扱うことができます。
時間の比較
時間の比較を行う場合、TIME関数を使用します。例えば、6時が始業時間である場合、始業時間前であるかどうかを判定する場合は以下のように記述することができます。
=IF(TIME(6,0,0)>A1, "早退", "出勤")
上記の式は、A1セル(出勤時刻)が6時前である場合、「早退」と表示し、6時以降であれば「出勤」と表示する式です。
まとめ
TIME関数は、指定した時間から時刻を作成するための関数であり、ExcelやGoogleスプレッドシートで広く使用されています。この関数は、時間の集計や変換、比較などに活用することができます。また、時刻の表現においては、小数に変換することができるため、より幅広い用途に使用することができます。