スプレッドシートで頻繁に使われる初級コマンドには、数値を計算するための「平均、合計、最大値、最小値」という4つがあります。これらのコマンドを使うことによって、大量のデータから必要な情報を取り出すことができます。
平均、合計、最大値、最小値の計算
まずは、基本的なコマンドから説明しましょう。
平均値の計算
平均値の計算は、AVERAGE関数を使います。例えば、A1からA10までの10個の数字の平均値を求めたい場合、以下のように記述します。
=AVERAGE(A1:A10)
このように、AVERAGE関数に計算したい範囲を指定することで、簡単に平均値を求めることができます。
合計の計算
合計の計算は、SUM関数を使います。例えば、B1からB10までの数字の合計を求めたい場合、以下のように記述します。
=SUM(B1:B10)
このように、SUM関数に計算したい範囲を指定することで、簡単に合計を求めることができます。
最大値の計算
最大値の計算は、MAX関数を使います。例えば、C1からC10までの数字の中で最大値を求めたい場合、以下のように記述します。
=MAX(C1:C10)
このように、MAX関数に計算したい範囲を指定することで、簡単に最大値を求めることができます。
最小値の計算
最小値の計算は、MIN関数を使います。例えば、D1からD10までの数字の中で最小値を求めたい場合、以下のように記述します。
=MIN(D1:D10)
このように、MIN関数に計算したい範囲を指定することで、簡単に最小値を求めることができます。
その他の利用シーン
上記のコマンドは、大量のデータから必要な情報を素早く抜き出すための便利な方法です。例えば、以下のような利用シーンが考えられます。
- 複数の売上データから、平均値や合計を算出する
- 複数のテストの点数から、最高得点や最低得点を算出する
- 複数の在庫数から、最小値や最大値を算出する
このように、様々なデータを処理する場面で、手動ではかなりの労力が必要になる作業を瞬時に行うことができます。
補足情報
- 平均値、合計、最大値、最小値以外にも、スプレッドシートには様々な関数があります。
- 上記のコマンドは、数値型の値のみを対象とします。文字列などのデータには、使えません。
- 各関数には、範囲の指定方法やオプションがあります。必要に応じて調べて、利用してみましょう。
まとめ
スプレッドシートでの数値計算には、平均、合計、最大値、最小値という4つの基本的なコマンドがあります。これらのコマンドを使いこなすことで、大量のデータの中から必要な情報を簡単かつ素早く抜き出すことができます。また、他にも様々な関数がありますので、必要に応じて調べながら利用してみると良いでしょう。